2011年10月27日

ご挨拶

             「みんなの働く場 いっぽ」のご紹介とご挨拶

こんにちは、私たちは小規模作業所「みんなの働く場 いっぽ」(以下、「みんなの働く場 いっぽ」と記す)です。
 小規模作業所(以下、作業所と記す)とは、重い障害のため一般就労の難しい人たちの「仕事興しの場」・「社会参加の場」・「仲間作りの場」として、行政からの公的な補助金を受けて運営している施設です。
現在、広島市内には約80か所の作業所が活動しており、1000名を超える人たちが通っています。
 一口に障害と言ってもそのあり様は様々で、「みんなの働く場 いっぽ」は、その中でも、視覚障害を持つ人たちに中心をおいた作業所です。現在、10名の視覚障害者を中心に約20名を受け入れ、仕事興しや生活援助、発達支援などの活動に取り組んでいます。
視覚障害者を取り巻く現状には、中途視覚障害者のリハビリテーションや職場復帰の問題、「按摩・マッサージ、鍼、灸」業(以下、理療業と記す)に従事する視覚障害者の仕事の縮小の問題、理療業を望まない視覚障害者の働く場の問題、知的障害を併せ持つ重複視覚障害者や大学卒業視覚障害者の卒業後の進路の問題などなど、人生上のバリアともいうべき問題が山積しています。
 「みんなの働く場 いっぽ」は、上に挙げたような、山積する視覚障害者の人生上のバリアともいうべき状況に風穴を開きたいと、2005年(平成17年)9月に発足しました。発足以来、通所者は1名から20名にと一貫して増え続け、私たちの取り組みの社会的な必要性を実感しています。
 障害のあるなしに関わらず、また、障害の程度や内容に関わらず、定期的に外出し、仕事で体を動かし、他人と言葉を交わすことは、心や体の健康を保つ上で、とても大事です。また、そこから、仲間が生まれ、生活や人生に対する前向きな気持ちや、改善していくための知恵や力も湧いてきます。
 私たちの最大の悩みは、財政上の制約によるマンパワーの不十分さから、いいと分かっていながら取り組めない事がたくさんある事です。
知恵は現場のスタッフや当事者が出します。行政からの財政的な支援の充実が望まれるところです。

 開所時間は、午前10時から午後3時、20名の通所者で内職作業をしたりお茶したり和気藹々と過ごしています。また、福祉制度の利用など各種の生活相談にも応じています。
 場所は、中区の大手町5丁目3番4号、市役所前・たかのばし・大手町4丁目が最寄の電車バスの停留所となります。
 交通の便のいいところですので、お気軽にお立ち寄りください。十分ではありませんが送迎もしています。元プロが入れるおいしいコーヒーも出ます。

      「いっぽ」連絡先
 住所:広島市中区大手町5−3−4 ベルナルドハイツ102
  電話:082−247−0058
  E−mail:ippo@maroon.plala.or.jp

 どうぞよろしくお願いします。
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